7月
8月
紫陽花 アジサイ
- 花が咲く
- 多年草
- 低木
- 動画情報あり
世界で広く親しまれている日本産の落葉低木で、梅雨時を彩る人気の花木です。花色は土壌の酸性度に影響されるので、青色の花は酸性土壌でよく発色するので過リン酸石灰や硫安を施すとよく、赤色の花は、消石灰や苦土石灰を施し中性から弱アルカリ性にするとよく発色します。阿久根市内では「笠山観光農園」のアジサイが有名です。
ヨーロッパで品種改良される前の日本古来の品種は、ガクアジサイ、ヤマアジサイ等と呼ばれる品種のこと。梅雨時に日本全国で見られるありふれた紫陽花とは異なり、小さな粒のような花の周囲を花びらに見えるガクが丸く囲んでいる花です。紫陽花が好きな方の間で、めずらしい紫陽花として人気があります。
そして、西洋アジサイはというと、花(正確にはガク)が丸く集まって咲く、多くの人が思い浮かべる紫陽花そのものです。
日本古来のアジサイと逆輸入した西洋アジサイを比べると、今では圧倒的に西洋アジサイの方が隆盛を極めています。
今の日本で「紫陽花」と呼ばれ、親しまれている花は、そのほとんどが西洋アジサイといえるのです。
たとえば、神奈川県鎌倉市の明月院は‘紫陽花寺’として有名ですが、同じ鎌倉では、長谷寺、東慶寺、浄智寺なども、紫陽花の名所として紹介されます。
鎌倉ばかりではなく日本各地に、紫陽花は数えきれないほどあるようです。なぜ、これほど、日本には紫陽花が植えられたお寺が多いのでしょうか?
その理由を調べてみると、紫陽花の花が咲く時期とお寺という場所の両方が関係しているようです。
その昔、医療が発達していない時代には、紫陽花の咲く梅雨の時期に流行りの病で多くの人々が亡くなったそうです。お寺では、この時期には亡くなった人に手向けるために、たくさんの花が必要になりました。そのため、お寺には梅雨の頃に咲く紫陽花が植えられたと伝えられています。
他に、前述の鎌倉・明月院には、第二次世界大戦後の物資が不足していたときに、杭を打つ代わりに手入れの楽な紫陽花を植え
たといういきさつがあるそうです。
亡くなった人に手向けるために植えた花ということから、紫陽花は縁起のよくない花とされてしまうこともあります。
しかし、人々の悲しみを受けとめ、寄り添ってきた立派な花だととらえることもできるのではないでしょうか?
例えば「移り気」「浮気」「無情」などですが、紫陽花の花の色が変わりやすいことから来ているようです。
一方、紫陽花の小さな花が集まって咲く様子から「一家団欒」「家族の結びつき」という明るいイメージの花言葉もあります。
<日本の紫陽花のほとんどは西洋アジサイ>
西洋アジサイとは、日本古来の紫陽花がヨーロッパにわたって品種改良され、大正時代に逆輸入されたものをいいます。今では、西洋アジサイだけで300種類以上もあるそうです。ヨーロッパで品種改良される前の日本古来の品種は、ガクアジサイ、ヤマアジサイ等と呼ばれる品種のこと。梅雨時に日本全国で見られるありふれた紫陽花とは異なり、小さな粒のような花の周囲を花びらに見えるガクが丸く囲んでいる花です。紫陽花が好きな方の間で、めずらしい紫陽花として人気があります。
そして、西洋アジサイはというと、花(正確にはガク)が丸く集まって咲く、多くの人が思い浮かべる紫陽花そのものです。
日本古来のアジサイと逆輸入した西洋アジサイを比べると、今では圧倒的に西洋アジサイの方が隆盛を極めています。
今の日本で「紫陽花」と呼ばれ、親しまれている花は、そのほとんどが西洋アジサイといえるのです。
<日本にたくさん紫陽花寺があるのはなぜ?>
毎年6月には、テレビでは見頃を迎える“わ紫陽花寺(あじさいでら)’の光景が紹介されます。よく見てみると、紹介されているお寺はいつも同じお寺ではありません。たとえば、神奈川県鎌倉市の明月院は‘紫陽花寺’として有名ですが、同じ鎌倉では、長谷寺、東慶寺、浄智寺なども、紫陽花の名所として紹介されます。
鎌倉ばかりではなく日本各地に、紫陽花は数えきれないほどあるようです。なぜ、これほど、日本には紫陽花が植えられたお寺が多いのでしょうか?
その理由を調べてみると、紫陽花の花が咲く時期とお寺という場所の両方が関係しているようです。
その昔、医療が発達していない時代には、紫陽花の咲く梅雨の時期に流行りの病で多くの人々が亡くなったそうです。お寺では、この時期には亡くなった人に手向けるために、たくさんの花が必要になりました。そのため、お寺には梅雨の頃に咲く紫陽花が植えられたと伝えられています。
他に、前述の鎌倉・明月院には、第二次世界大戦後の物資が不足していたときに、杭を打つ代わりに手入れの楽な紫陽花を植え
たといういきさつがあるそうです。
亡くなった人に手向けるために植えた花ということから、紫陽花は縁起のよくない花とされてしまうこともあります。
しかし、人々の悲しみを受けとめ、寄り添ってきた立派な花だととらえることもできるのではないでしょうか?
<紫陽花の花言葉>
紫陽花の花言葉には、ネガティブな意味のものが多い傾向があります。例えば「移り気」「浮気」「無情」などですが、紫陽花の花の色が変わりやすいことから来ているようです。
一方、紫陽花の小さな花が集まって咲く様子から「一家団欒」「家族の結びつき」という明るいイメージの花言葉もあります。
分類 | アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属) |
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樹形 | 落葉低木(高さ2メートル) |
原産地 | 日本 |
英名・学名 | Hydrangea macrophylla |
花色 | 青・紫・ピンク |
鑑賞期 | 夏 |
花言葉 | 元気な女性・一家団欒・家族の結びつき・辛抱強い愛情・移り気・浮気・変節・高慢・無情 |
当園での植栽エリア | 石原ワールド(石原和幸氏監修エリア)・第1駐車場周辺・園内遊歩道周辺 |
関連LINK | ・NHK出版 みんなの趣味の園芸 ・みんなの花図鑑 powered by goo |
※植物名称は、通名・流通名で記載している場合があります。
※「花木図鑑」でご紹介する植物は、当園及び周辺地区で生育している植物です。
※花木は生き物です。記載の鑑賞期に必ずご覧頂けることを保証するものではありませんのでご了承ください。
※「花木図鑑」やガーデンの植物については、Twitterやブログの #あくね花だより でもご紹介しています。
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出水市 東雲の里 あじさい園