花木図鑑|ひみつの花園 | ハオルチア・オブツーサ
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花木図鑑

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ハオルチア・オブツーサ

  • カラーリーフ
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  • 多肉植物
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ロゼット形に育つ春秋生育型の多肉植物。ぷっくりと丸い葉の上の部分が透けて光を通し、水晶のように輝きます。
 

ハオルチア・オブツーサの名前の由来>

「ハオルチア・オブツーサ」という名前はドイツ語とラテン語から成り立っています。「ハオルチア」の部分は、19世紀のドイツの植物学者ヨハン・ハオルトの名前からつけられました。「オブツーサ」は、ラテン語で「鈍い」という意味の“obtusus”が由来。「鈍い」と表現されているのは丸い葉の部分のことです。
丸い葉の上部の半透明に光る部分は、多肉植物ファンの間で「窓」と呼ばれています。
 
 

<多肉植物ファンの間でも大人気の品種>

ハオルチア・オブツーサは、多肉植物ファンを魅了する人気品種で、オブツーサに特化したマニアもいるほどです。あるランキングサイトでは、1万5千種以上あるとされる多肉植物の中で、ハオルチア・オブツーサは人気品種の24位にランクインしていました。
ハオルチア・オブツーサの一番の魅力はやはり透明感のある「窓」。光にかざすと、キラキラと輝く美しさは、他のどんな植物でも見られないものです。
また、比較的丈夫な性質で、一年を通して日光が当たる室内で育てられるところも多くの人に好まれる理由かもしれません。
その人気を裏付けるように、ハオルチア・オブツーサには多くの別名があります。和名「雫石(しずくいし)」としても親しまれ、「砂漠の宝石」「クリスタルプラント」とも呼ばれています。

 

<ハオルチア・オブツーサの「窓」が丸い理由>

ハオルチア・オブツーサの葉の「窓」の部分は特徴的な丸い形をしています。このドームのような形は、光量の少ない地表近くで効率よく日光を取り入れるために進化したものだと考えられています。
自生地の南アフリカでは、野生動物から身を守るため、窓の部分だけを少し出すようにして生えているそうです。
丸い葉の内部には、特殊な葉肉組織があり、水を蓄えることができます。
葉の独特な形と構造により、ハオルチア・オブツーサは過酷な環境でも、日光と水を確保して生き抜くことができたのです。
「窓」を透明にするためには、水を多めにあげた方がよいとされますが、徒長や根腐れを招くこともあります。葉の状態をよく観察しながら、環境に合わせた水やりをすることが大切です。
 
 

<ハオルチア・オブツーサの花言葉>

ハオルチア・オブツーサの花言葉は「小さな愛」。この花言葉を知って、深く納得してしまうハオルチア・オブツーサのファンの方も多いのではないでしょうか? 販売されている株のサイズは直径4〜6cmほどで、手のひらに乗るほどの小さな植物ですが、その魅力は「愛」といっても過言ではないほど大きく広がっています。
分類 多肉植物
原産地 南アフリカ
英名・学名 Haworthia cooperi var. truncata
別名 雫石
当園での植栽エリア エントランスガーデン・マルシェ側軒下
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※植物名称は、通名・流通名で記載している場合があります。
※「花木図鑑」でご紹介する植物は、当園及び周辺地区で生育している植物です。
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モデル協力:もり・りさ 中尾 聖