花木図鑑|ひみつの花園 | 千日紅 センニチコウ
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花木図鑑

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千日紅 センニチコウ

  • 花が咲く
  • 一年草
  • 動画情報あり
センニチコウは、花ではなく紫、ピンク、白、黄、赤に鮮やかに色づく苞を観賞するフラワーアレンジメントにもかかせない花材として人気。センニチコウは一年草だが、キバナセンニチコウは温暖な地方では冬越しできる多年草。

 

<知られざる千日紅の“本当の花”>

スッと伸びた茎に丸いコロンとした花が特徴の千日紅。名前を知らなくても、この花を見たことがある人は多いのではないしょうか?
この丸い花は、実は花ではなく「苞(ホウ)」という葉が変化した部分です。千日紅の本当の花は、苞の上に1ミリほどのサイズでひっそりと咲いています。濃い紫や朱色の苞に対して、花は黄色で、小さいながらも目立つ色をしています。千日紅を気をつけてみると、きっと本当の花も見つかるでしょう。
同じように、苞が花のように見える植物には水芭蕉、カラー、ハナミズキ、ポインセチアはどがあります。 
 
 

<千日紅の別名いろいろ>

千日紅の英語名は、Globe amaranth(グローブ・アマランス)です。グローブは「球体の」という意味で、アマランスはアマランサス(amaranthus)ともいい、ヒユ科の植物の総称です。
また、千日紅には日本でもさまざまな呼び方があります。丸い形から「団子花」と呼ばれたり、「千日草」「千日坊主」という別名もあります。
千日紅の「千日」は、花が長く咲くことからで来ています。千日紅の開花時期は5月から11月と約7ヶ月間にもわたります。比較的長く楽しめるコスモスも開花期間は約2ヶ月間ですが、千日紅は半年以上も花を咲かせてくれるのです。また、千日紅の「紅」は、開花して日が経っても色がほとんど褪せないことが由来です。
長く色鮮やかな花を楽しめる千日紅はガーデニングの強い味方になってくれる花です。
 
 

<作ってみよう!千日紅のドライフラワー>

ドライフラワーを綺麗に作るには、乾燥剤を使ったり、ときには花の色を補うために着色料を使ったりしなければなりません。
でも、花にあまり水分を含まない千日紅は、特別な物を用意しなくても、誰でも簡単にドライフラワーにすることができるのです。千日紅は咲いている時から花の色が褪せにくい特長があり、乾燥させても色が残りやすいことからドライフラワーに向いています。
乾燥剤を使わない方法には、「ドライインウォーター法」と「ハンギング法」があります。「ドライインウォーター法」は水に生けながら乾燥させる方法で、ドライフラワーを作りながら花を鑑賞することもできるメリットがあります。しかし、首の部分が花の重みで垂れやすいことがデメリットです。
形をきれいに保ったドライフラワーにするためには「ハンギング法」がおすすめです。やり方は、数本ずつ束ねて(または一本ずつ)ヒモで縛り、吊るすだけです。水分の少ない千日紅は、3〜4日でドライフラワーになります。
千日紅と同じようにドライフラワーにするのに向いている花には、ミモザ、かすみ草、スターチスなどがあります。
 

<千日紅の花言葉>

千日紅の花言葉は、「乙女の真心」「調和」「謙虚」です。
千日紅は野原や河川敷で、集まって咲く姿がよく見られます。丸い頭が風に揺れている様子は、かわいらしく素朴な印象です。そのために、少女らしさや奥ゆかしさが感じられる花言葉がつけられたのかもしれません。
 
分類 ヒユ科センニチコウ属
原産地 熱帯地方
英名・学名 Gomphrena
別名 秋桜・アキザクラ
花色 赤・白・ピンク・オレンジ・黄・複色
鑑賞期 6~11月
花言葉 乙女の真心・調和・謙虚
当園での植栽エリア 四季のガーデン・園内遊歩道周辺
関連LINK NHK出版 みんなの趣味の園芸
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※植物名称は、通名・流通名で記載している場合があります。
※「花木図鑑」でご紹介する植物は、当園及び周辺地区で生育している植物です。
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※「花木図鑑」やガーデンの植物については、Twitterやブログの #あくね花だより でもご紹介しています。

センニチコウの育て方.... by 花咲かじいさん

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モデル協力:もり・りさ 中尾 聖